こんにちは!KANAのブログです。
皆さん「ワンオペ育児」という言葉をご存知でしょうか?
詳しく知らなくても、子育てをしているお母さんお父さんはきっと聞いた事くらいはあるんじゃないですかね?
何年か前にある飲食のチェーン店で”夜間帯に従業員一人で店を回す”事で炎上&問題になった「ワンオペレーション」と「育児」を掛け合わせて出来た言葉が「ワンオペ育児」だそうです。
そしてその「ワンオペ育児」とは、家事・育児・仕事を全て一人でこなさなければならない状態の事を指す言葉です。
その言葉が流行った…と言うとおかしいですが、その時には私も既に結婚して子供もいたので、気になって調べてみた事を覚えています。
今でもTwitterなどでそういったツイートがいろんな所から回ってきますしね。
そういう言葉が出来てしまうような国だから「子育てをするのが一番難しい国」と言われてしまうんでしょうね。納得です。
「いろんな事」その一言で片付けてしまいたくない程…というより片付けられない程、夫婦関係や育児、大きくまとめて「結婚」には本当にいろんな事がありますよね。
分かります分かります…(笑)
前にテレビで海外の方が「育児って楽しいものでしょう?」と言っていたその一言が今でも忘れられません。
たくさん苦労してつらい事も経験して尚そう語っていたので、その一言がその時の私にぐさっと刺さりました。
その時、私は育児を楽しめてなかったなって思ったんです。
そもそも日本の育児の環境って、他の国に比べたら悪いと思うのですよ。
・教育費が高い
・その割に手当が少ない
・年配の方の「昔は…」の圧がすごい
・ママ達のいろんな比べ合いがすごい
・保育園が少ない
・仕事と家庭の両立が難しい(会社環境といった意味で)
そして何より、家事育児に非協力なパパが多いのも現状ですよね。
その事が「ワンオペ育児」という言葉を使うママさんを増やす、大きな原因の一つだと思います。
もちろん家事にも育児にも協力的なパパ、ママよりもやってくれるパパが大半じゃないかな。
でも日本には「俺は仕事をして稼いできているんだから家と子供の事は家にいるお前がやれよ」というようなテンプレ夫がたくさんいるから、そういう言葉が出来るのも事実ですよね。
そういう夫婦間の問題も含めて、問題がいくつもある訳ですよ。
そもそも「ワンオペ育児」の中にも何種類かあると思うんですけど、
まず、シングルマザーさん・シングルファザーさんのワンオペ育児。
次に夫が単身赴任で一緒に暮らしていない等の状況でのワンオペ育児。
あとは夫がいて同居もしているのにワンオペ育児。など。
全然意味が違ってきますよね。
私が今言いたいのは最後のワンオペ育児についてです。
「昔は夫をたてる為に女が全てをやった。今の嫁は甘い」
と圧をかけてくるような年配の方が育ててきた男の人が、テンプレ夫になっているんじゃないかなと私は思っていますけどね。(笑)
もちろん全てに置いて一概にそうとは言えないし、一個人の意見です。
仕事をしながら家事にも育児にも協力的で、奥さんを大事にしてくれる旦那さんもたくさんいます。
でも「ワンオペ育児」という言葉は、シングルマザー・ファザーの方だったり、仕事のご都合など別居されている方が「ワンオペ育児大変だよー」と愚痴を吐く時に使う言葉であって欲しいですね。
一方、テンプレ夫の意識を変えるにはどうしたらいいのだろうか。
どんな環境で育ったら外人パパさんのような、協力的で楽しくて遊び心のあるパパになれるのだろう。
パパに限らず、ママもですが。
子育てをするにあたって環境はとっても大事だと思うので、子供達の為に子育てしやすい環境であって欲しいですよね。
大きくまとめて「国」もそうですが、まずは家庭環境から。
世の皆様、ワンオペ育児本当にご苦労様です。